占星術
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月を知る!初心者向け星読みの基本用語ガイド

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sara535
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この記事は10天体のひとつである「月」についての基礎的な知識や用語についてまとめたものになります。

占星術に興味を持つ方々の中でも「月」という存在が持つ意味や影響力については、まだまだ知られていないことや分からないことが多いのではないでしょうか。

月は私たちの心や感情、潜在意識にどのような影響を与えているのか、また、月の位置(ネイタルチャートやトランジットチャート)がどのように私たちの運命に関わるのかを考えてみませんか?

今回はそのような「月」について、基本的な知識や情報をまとめてみました。

月と私たちの関係

占星術は、古代から人間の運命や性格を読み解く手段として広く用いられてきました。特に「月」は、感情や無意識の側面を象徴する重要な天体です。

古代エジプトやメソポタミアでは、月の満ち欠けが農業や宗教行事に重要な役割を果たしました。これにより、月の各段階に特定の名前が付けられ、暦の基礎が形成されました。

月の基礎的な用語は、古代からの天文学的な観察に基づいています。多くの文化で、月は神聖視され、その名前は神話や伝説に由来しています。たとえば、ローマ神話の「ルナ」(Luna)や、ギリシャ神話の「セレーネ」(Selene)などが挙げられます。

初心者の方々にとって、月に関連する基礎用語を理解することは、星読みの第一歩となるでしょう。それでは、月にまつわる基礎的な用語に触れていきましょう。

占星術における月の基礎知識

月は占星術において私たちの内面的な側面、特に感情や潜在意識を象徴する重要な天体です。太陽が外向的な自己を表すのに対し、月は内面的な自己を反映します。

つまり、月は私たちの感情の本質や、無意識の部分を示しています。 そして私たちの習慣や反応パターンを形成する重要な要素でもあります。

月の位置によって、私たちの感情的な反応や、ストレスへの対処法が変わることがあります。月の影響を理解することで、自分自身と向き合い、感情の波を乗り越える手助けとなるでしょう。

また月は、個人の内面や感受性を反映し、どのように感情を表現するかを示します。そして、心と身体は密接に関係しており、月はプライベートな自分自身やリラックスしていたり、人には見せない素の自分自身とも言われています。

月の基本情報

  • 記号
  • 公転周期 約27.3日で一周 ひとつのサイン(星座)に2〜3日滞在
    • 2時間で1度、24時間で12度動く
  • 満ち欠け周期 29.5日
  • 守護星座 蟹座
  • 天体の年齢域 0歳から7歳

月と太陽の関係

月と太陽は、「対」とされることが多い天体です。太陽は男性性の象徴とされます。生命の源であり、地球上のすべての生物に光と熱をもたらします。そして月は女性性の象徴とされます。地球の衛星として、夜空を照らし出し、潮の満ち引きや生物の生活リズムに影響を与えています。こういった天体の特徴からも対なる存在とされており、占星術でもそのように考えられます。

そのため月と太陽は、その存在の仕方や影響力は異なるものの、互いに切り離せない関係にあります。そして、どちらの要素も欠くことはできない大切な要素となります。

月のサイン(星座)を読み解く

月のサインとは、月が黄道上のどの星座に位置しているかを指します。この位置は、月の満ち欠けによって変わり、約2.5日ごとに新しい星座に移動します。

各星座にはそれぞれの特徴やエネルギーがあり、月がどのサインにいるかによって、私たちの心や行動に影響を与えると言われています。

生まれた瞬間のホロスコープチャート(ネイタルチャート)における、月のサイン(星座)の読み解き方について、まとめていきます。

月のサイン(星座)

ネイタルチャートにおける月のサイン(星座)は、一般的に「月星座」と呼ばれています。

月星座は、セルフケアにも活用できるとして、こちらのブログ記事でもまとめてます。

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月のサイン(星座):12星座それぞれの月の一般的な特徴

月は、私たちの心の奥底にある感情や、無意識な行動パターンを表します。ネイタルチャートの月星座は、その人が生まれ持った心のあり方や、感情の表現方法を示してくれます。

  • 月が牡羊座: 情熱的で行動力がある。新しいことに挑戦するのが好き。
  • 月が牡牛座: 安定を求め、五感を大切にする。心地良いものに囲まれたい。
  • 月が双子座: 好奇心旺盛でコミュニケーション能力が高い。様々なことに興味を持つ。
  • 月が蟹座: 感情豊かで共感力が高い。家族やホームを大切にする。
  • 月が獅子座: 自信に満ち溢れ、リーダーシップを発揮する。注目を集めたい。
  • 月が乙女座: 几帳面で完璧主義。分析力と奉仕の精神を持つ。
  • 月が天秤座: 調和と公平さを大切にし、他者との関係性を大切する。美的なものに魅力を感じる。
  • 月が蠍座: 深い洞察力を持ち、感情の起伏が激しい。秘密や謎に惹かれる。
  • 月が射手座: 自由奔放で探求心が強く、新しい経験を求めている。楽観的な性格が特徴。
  • 月が山羊座: 野心的で現実的な一面を持ち、責任感が強い。目標達成に向けて努力する。
  • 月が水瓶座: 独創的で革新的な考え方を持ち、社会への貢献を重視する。自由を愛している。
  • 月が魚座: 想像力豊かで直感力が強く、他者への共感性が高い。神秘的な一面がある。

月のハウスを読み解く

月のハウスとは、占星術において月が位置するハウスを指します。

占星術では、ホロスコープが12のハウスに分かれており、それぞれが人生のさまざまな側面を表しています。月がどのハウスに位置するかによって、その人の感情、無意識の行動パターンなどが影響を受けます。

生まれた瞬間のホロスコープチャート(ネイタルチャート)における、月のハウスの読み解き方について、まとめていきます。

月のハウス

ネイタルチャートにおける月の位置するハウスによって、感情や無意識の感覚が異なります。ハウスの解釈は単にそのハウスのテーマを理解するだけではなく、全体的なチャートとのバランスを考えることも大切です。

月のハウス:ハウスにおける月の一般的な特徴

ネイタルチャートにおける月のハウスは、個人の感情や内面的な感覚を深く反映する重要な要素です。各ハウスにおける月の意味は異なり、これによってその人の感受性や反応の仕方が変わってきます。

  • 1ハウスは自己、アイデンティティ、外見を表します。
    • このハウスに月が位置すると、自分自身の感情やニーズに対して非常に敏感であり、自分の感情を外に表現することが重要になります。自己を理解し、他者にどのように見られているかを気にする傾向があります。
  • 2ハウスは物質的な所有や価値観を象徴しています。
    • 月がこのハウスにある場合、感情的な安定を物質的なものに求める傾向が強くなります。財産や快適さが感情的な安心感と直結しやすく、物質的な成功が自己価値の感覚に大きく影響します。
  • 3ハウスはコミュニケーションや学びを表します。
    • このハウスに月があると、感情的な表現やコミュニケーションが重要になります。家族や近しい人との会話が感情に深く影響し、感情を言葉で表現することに喜びを感じるでしょう。
  • 4ハウスは家庭やルーツを象徴します。
    • 月がこのハウスに位置すると、家庭や家族との関係が感情の基盤になります。感情的な安定を求める場所として、家庭が中心的な役割を果たすことになります。家族との絆が強く、感情的なサポートを大切にすることが多いでしょう。
  • 5ハウスは創造性や自己表現、恋愛を表します。
    • 月がこのハウスにある場合、感情的な表現を通じて自己を発見し、楽しみを追求することが多くなります。恋愛や趣味が感情的な満足感となり、自己表現の場として重要な位置を占めます。
  • 6ハウスは健康や日常生活を表します。
    • このハウスに月があると、感情が健康や日常のルーチンに影響を与えることが多いです。ストレスや感情的な問題が健康に影響を及ぼすことがあり、心身のバランスを保つことが重要です。
  • 7ハウスはパートナーシップや対人関係を象徴します。
    • 月がこのハウスに位置する場合、他者との関わりが感情的な満足感に大きく影響します。恋愛や友人関係が感情の安定に寄与し、他者との絆を深めることが大切になります。
  • 8ハウスは変容や深い結びつきを表します。
    • このハウスに月があると、感情の深いところでの変化や再生がテーマとなります。人間関係や物事の本質に触れることで、感情的な成長が促進されることが多いです。
  • 9ハウスは哲学や冒険、学びを表します。
    • 月がこのハウスにある場合、感情的な探求心が高まり、知識や経験を通じて成長しようとする傾向があります。旅行や異文化との接触が感情的な満足感を与え、人生に対する視野を広げる役割を果たします。
  • 10ハウスはキャリアや社会的地位を象徴します。
    • 月がこのハウスに位置する場合、仕事や社会的な立場が感情的な安定に大きく影響します。自己実現や社会的な評価が感情の基盤となり、キャリアに対する情熱が重要になります。
  • 11ハウスは友情や社会的ネットワークを表します。
    • このハウスに月があると、友人やコミュニティとのつながりが感情的な支えとなり、社会的な活動が重要になります。仲間との絆や共通の目標が感情的な充足感をもたらします。
  • 12ハウスは無意識や精神的な領域を表します。
    • このハウスに月が位置すると、感情が無意識の中で深く影響し、内面的な探求が重要になります。霊的な成長や心の平和を求める傾向が強く、感情の理解を深めることがテーマとなります。

月の解釈を深掘りしていく

月のトランジットとは、月が12星座の中を約2.5日ごとに移動する現象のことを指します。月は地球の周りを約27.3日で一周するため、その間に星座を移動する様子が観察されます。

このトランジットは、占星術において重要な役割を果たしており、私たちの日常生活や感情に深く影響を与えると考えられています。

月のトランジット

月は私たちの感情や無意識を象徴する天体です。月のトランジットが特定の星座を通過する際、その星座の特性が強調されることがあります。

月の移動によって私たちの気分や行動が変わることを理解することで、日常の過ごし方を工夫することができます。

月のトランジットを活用するためには、まず自分の感情や行動パターンを意識することが重要です。月がどの星座にいるかを確認し、その星座の特性を理解することで、より良い選択をする手助けになります。

まとめ

今回のブログ記事は「月」について用語や基礎知識についてまとめたものになります。

それぞれの月のサインやハウス、アスペクトについて詳しく書くとさらに長くなってしまうため、今回は、基本的な内容についてまとめてみました。

今後それぞれの内容についても詳細な記事を書いていきたいと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

さらに詳しく知りたい方へ

今回このブログ記事を書くにあたって参考にした本をいくつか紹介します。

より深く「月」について知りたい方はぜひ読んでみてください。

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星の図書係 ヤマシタサラ
星の図書係 ヤマシタサラ
ブロガー・占星術師
星の声を聴いて言葉を紡いでいく星読みをしています。占星術以外にも色々な占いやスピリチュアルなことについてまとめたブログ記事を書いています。
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